【ひょうとく様】

火男、ひょっとこの事。山へ柴刈りへ行ったお爺さんが、柴をあげたお礼に福の神から譲り受けた不思議な子供で、日に3度、ヘソから黄金の粒をだしたという。ひょうとくの黄金でお爺さんの家は裕福になったが、欲深いお婆さんがもっと黄金を取ろうとヘソを火箸でド突いたため、ひょうとくはポックリ死んでしまった。

 

お爺さんの夢枕にたったひょうとくの霊が「自分のお面を作ってかまどにかけてください」と言うのでいう通りにすると、家は再び栄えたという。その時の面がひょっとこの原型である。