【古椿の霊】

椿の老木に精霊が宿り、怪木と化して人をたぶらかす。精気を吸い取って人を小虫に変え、花に誘い込んで殺してしまう場合もある。 

現代においても、椿は花の落ちる様子が首が落ちる様に似て、人の死を連想させるため、入院患者への見舞いの花には禁物とされている。このように花につきまとう怪しげなイメージが、妖怪伝承の生まれるもととなったとの説がある。