2018年

7月

28日

【蟹坊主】かにぼうず

山梨の長源寺、石川県の永禅寺、富山県の本叡寺などに伝わる。

夜になると背の高い雲水の姿で現れ、「両足八足、大足二足、横行自在にして、両眼天を差す、いかに」という内容の問答を仕掛けてくる。この問いに答えられなかったため、何人もの住職が首を落とされて犠牲になったという。

(※しかし、実は答えられたからといって助かるわけではない)

 

ある時、この噂を聞いた旅の僧が寺に泊まり、この問答を打ち破った。「お前の正体は蟹であろう!」と独鈷を投げつけると、化物は巨大な蟹の姿に戻って血を流しながら逃げた。翌朝、僧と村人が血痕を辿っていくと、4mほどの蟹が死んでいたという。

2017年

5月

03日

【金長狸】きんちょうだぬき

徳島県阿波出身。平成狸合戦ぽんぽこの元になった阿波狸合戦の主人公ですね。金長は六右衛門狸の元で修行をし、かなりの実力をつけたので、六右衛門は自分の娘の小安姫(鹿の子狸)と結婚させて自分の跡目を継がせたかったのですが、金長はこれを拒否。その昔、自分を助けてくれた人間に恩を返しに奉公するためと、残虐非道な六右衛門が本当は嫌いだったからです。

六右衛門は力を付けた金長が自分に与しなかったため、後に敵になると感じ刺客を送ったりして阿波狸合戦が開戦、両軍は多数の犠牲をだしながら、最終的には金長側が勝利するも戦の傷が原因で金長も死んだといいます。

金長狸は現在、金長大明神として金長神社に祀られています。神社のある小松島あたりは狸で町おこししてるみたいで、阿波狸合戦の演劇してたり銅像がいっぱいある公園?もあるみたい。行きたい

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2014年

12月

08日

【がしゃどくろ】

戦死者や野垂れ死にした者など、埋葬されなかった死者達の骸骨や怨念が集まって巨大な骸骨の姿になったとされる。夜中に骨が触れ合う「がしゃがしゃ」という音をたてさまよい歩く。餓死者の怨念だから「餓者髑髏(がしゃどくろ)」と言い、人間を見つけると握りつぶして食べるとも言う。


ご存知の通り、この妖怪は近年になって創作されたもので、(以下引用)『世界怪奇スリラー全集2』(斎藤守弘)のなかで創作された。その後『いちばんくわしい日本妖怪図鑑』(佐藤有文)のなかで挿絵として歌川国芳の浮世絵『相馬の古内裏』が用いられ、後に水木しげるが『相馬の古内裏』を基に「がしゃどくろ」を描いた事で現在のイメージが形作られた。

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2014年

5月

28日

【倉ぼっこ】

御蔵ボッコとも。蔵に住み着く座敷童子のようなもので、蔵の守り神。全身毛むくじゃらで子供程の背丈、人に危害を加えることはせず、家を守る。 滅多に人前に姿を現さないが、物音を立てたり、倉に籾殻を撒いておくと足跡が残るので存在がわかるとある。また蔵の中で作業をしている時に急にトイレに行きたくなったら、それはこの妖怪が現れる前兆とされ、すぐに外へ出なければならないという。 座敷童子と同様に倉ぼっこが家を離れると家運が徐々に傾きいずれ没落するという。

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2014年

5月

27日

【川獺】かわうそ

狐狸の類と共に昔から怪しい獣のひとつとされていた。美女や子供、大入道に化けて人をおどかしたり時に食い殺したりもする。また川獺が化けた場合、「誰だ?」と声をかけると「オラヤ」と言えずに「アラヤ」と答え、「どこの者だ?」と尋ねると「カワイ」などと意味不明なことを答えるという。

 

基本的に悪戯好きな気の良い性格のようで、中には大雨の帰路で困っているものに馬の骨を変化させた傘と下駄を貸した、というような民話も残っている。