2018年

8月

20日

【一反木綿】いったんもめん

鹿児島県に出現。約一反(長さ約10.6m、幅約30cm)の木綿のようなものがヒラヒラと飛んできて、首に巻き付いたり顔を覆って窒息死させるという。人間を身体ごとグルグルに巻き込んで、そのまま空に連れ去ってしまうとも。

(※木綿のような、であって布の妖怪という訳ではない)

襲われた侍が刀で斬りつけると、真っ赤な血を流したという。

 

正体については諸説あり、検証されたりもしている。

 

風に飛ばされてきた白い布やフンドシなどが、暗闇を移動することで残像現象が起き、実際よりも長く巨大なものとして誤認され、後にそのような姿の妖怪が出るという話の基礎となったという説。

 

また、滑空するムササビの白い腹を見て、同様に残像現象による誤認、顔面に飛びつかれた際の恐怖心などから妖怪と思われた説などがる。ムササビを正体とする妖怪には他に野衾がおり、こいつは人の顔面に飛び付いてきて血を吸うという。

 

 

 

2018年

8月

20日

【海坊主】うみぼうず

主に夜間の海に出没する。突然、海面が盛り上がったかと思うと、巨大な坊主頭が現れ船を破壊して沈めてしまう。

クジラやスナメリなど、海洋生物との誤認を正体とする説もあり、海坊主の弱点は煙草の煙であるという。

 

第21代・内閣総理大臣の加藤友三郎が海軍時代に海坊主を砲撃して退治した、などという話もあるが、どうやらこの人は大変大砲を撃つのが好きで、『海坊主退治』という大義名分をでっちあげて、実際はクジラに向けて砲撃したのではと言われている(ひどいね!)

 

クジラの死体は皮膚が厚いため、体内にガスが溜まって膨らんだまま海面を漂流することがある。パンパンに膨らんだ腹を仰向けにして海に浮かんでいる様は、まさに巨大な坊主頭のようではありませんか...!(検索は自己責任で)という訳で今回のモチーフはクジラの死体です。

2017年

11月

03日

【赤松坊】あかまつぼう

赤い衣を着た背の高い老僧の姿で峠に現れる。赤松坊が手にした払子(ほっす)で一撫でし、祈祷する事で、あらゆる病や怪我をたちどころに治してくれるので、人々は大変感謝していた。

ある時、誰も頼んでいないのにいきがった山伏が「それは狐か狸の仕業に違いない!」と言い出し、赤松坊を金剛杖で殴り退治してしまった。以来、峠には赤松坊は出なくなり、人々は大変悲しんだ。

※尚、原典の民話では怪しい僧の話として語られるが正体についての描写は無く、赤松の要素は無い。「赤松坊」という名前もアニメ日本昔ばなし内で命名されたものらしい

2017年

9月

04日

【いそがし】

室町時代の百鬼夜行絵巻に見られる、名前以外は何をするのか描かれていない妖怪。後の世でその名前から、「これが憑くと落ち着きが無くなり、やたらめたらに忙しく動き回っていないと安心できなくなる」という性質が付けられた。働きすぎな現代日本を先取りしたような妖怪。止まったら死ぬマグロみたいなやつだ。

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2017年

6月

11日

【牛鬼】うしおに・ぎゅうき

西日本に伝わる妖怪。獰猛で人肉を好み毒を吐き、退治できたとしても酷く祟るという非常に危険なもの。深い淵や海岸に棲み、頭が牛で体が鬼、またはその逆や様々な姿かたちで伝承が残る。

 

出会っただけで病に侵されるともいうが、牛鬼に影を舐められると高熱をだして死んでしまうという。海にでる牛鬼は濡れ女という蛇体の妖怪と夫婦で狩りをし人間を食う。

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2016年

10月

15日

【網剪】あみきり

音もなくスーっと飛んできて、干してある魚網をいつの間にかズタズタに切り裂いてしまう。網を隠してこれを避けようとすると、夜の間に蚊帳を切り裂かれてしまったという。小型甲殻類の「アミ」と網との言葉遊びで鳥山石燕により生み出されたとされる。

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2016年

10月

13日

【大きな婆さん】

徳島県に現れたという巨大な婆さん。足跡が15間(27m)もあったというから、身長は腰が曲がってたとしても100m以上か。(通天閣や京都タワーの高さが100mちょっと)巨人の妖怪のようだが、徳島は狸が多いので、化けたものかもしれない。大きな爺さんもいる。

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2016年

4月

11日

【お歯黒べったり】

目も鼻も無いのっぺらぼうの顔に、お歯黒を付けた大きな口だけがあり人を驚かす妖怪。お歯黒と角隠しを着けているので、結婚前に死んだ女性の亡霊とも言われるが、正体は狐狸の類とも。名前の語呂が良い

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2014年

5月

27日

【赤殿中】あかでんちゅう

徳島県に現れたという化けタ狸の一種。夜中、狸が赤い殿中(袖のない半纏)を着た子供に化けて「おぶってぇ~」としつこくねだるという。仕方なくこれをおぶってやると、特に悪さをするでもなく、ひたすたキャッキャと足をバタつかせて喜ぶという。可愛さだけの妖怪である。 

背負ってくれとせがんでくる妖怪の類は意外に多く、おぶってやることで富をもたらす者もいる。


2014年

5月

27日

【小豆洗い】

小豆研ぎともいう。水辺で小豆を洗う様な音をたてるといわれる。大分県では、川のほとりで「小豆洗おか、人取って喰おか」と歌いながら小豆を洗うなどともいう。

 

をたてるだけで特に害の無い妖怪として紹介されることがほとんどだが、音や歌に誘わ

れて川に落とされたり、また目にすると縁起が良いなどとする地方もあるようだ。カワウソを正体とする説もある。

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